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でも結婚相談所をどうやって選べばいいんでしょうか。
大手の結婚相談所の場合を考えてみましょう。
婚活市場は非常に活況
大小さまざまな企業が結婚相談所を運営している
各社の特徴を把握して、自分にあった相談所を選ぶ
コレが大手結婚相談所の仕組み
料金の仕組みもよくわからないし。
高い費用を出して損をしたくない!
どちらもごもっともな意見です。
結婚相談所の仕組みを理解すれば、そんな悩みも解消されます。
ですが、結婚相談所をどうやって選ぶかはとても難しいんですよね。
婚活市場は活気を帯びているけれど
現在、日本においては少子高齢化に歯止めをかけるべく婚活を支援する動きが活発です。例えば内閣府においては、結婚新生活支援事業として一定の条件を満たした地域の自治体には地域少子化対策重点推進交付金が交付されています。
また、婚活の市場規模は1800~2400億円(出典:ノッツェHP)とも言われ、これをけん引しているのは、婚活事業を行うIBJ (東証一部上場企業)、パートナーエージェント(東証マザーズ)などの上場企業や、ゼクシイ縁結びエージェント (リクルート) などの大企業を母体とする企業などでして、業界の再編も活発です。
加えて婚活ビジネスは初期投資が少額なので、だれでも簡単に参加しやすいという特徴があます。今では個人経営も含めた大小さまざまな婚活ビジネスが雨後(うご)の筍(たけのこ)のごとく発生しており、その数は約3,000社ともいわれています。これが婚活するみなさんの選択を混乱させている原因ではないでしょうか。
大手結婚相談所の動向を理解すると業界全体を理解することができますので、安心して結婚相談所を選択することができると思います。
結婚相談所を理解する
結婚相談所には、マッチングアプリやお見合いパーティとははっきりと区別できる特徴があります。
結婚に関する重要な情報を登録している
結婚相談所は
「未婚の」男性、女性を紹介してくれるところで、
「会員の重要な情報」を見て相手を判断できるところ
と言ことができますが、「未婚の」と言いましたが、未婚を公的に証明する「独身証明書」があることをご存じでしょうか。
ほとんどの大手結婚相談所は入会人時のこの証書の提出を義務付けています。
一方、婚活パーティーで参加にここまでは要求していないことがほとんどです。
出典:横浜市HP
そして、「会員の重要な情報」とは、いわゆるプロフィールです。これが、ご両親も知らない(把握できていない)ような大切な情報も扱っています
これらの情報は結婚相談所への登録には必須です。
公開情報:
生年月日(年齢)
住所(度道府県と市町レベル)
基本情報(身長・体重、血液型、学歴、初婚/既婚)
仕事関係(職業、年収、勤務地)
顔写真
自己PR(趣味、どういう家庭をもちたいかなど)
相手への希望
仲人からのメッセージ
非公開情報:
氏名、正確な住所、勤務先
これら、「独身証明書」「詳細なプロフィール」があるために、結婚相談所はガチと言われるのですね。
ここに会員の本気度をみることができますし、既婚者のなりすましは皆無です。
そして結婚相談所のお金の流れを理解すると、それにかかるおおよその費用が把握できます。
結婚相談所の流れ
結婚相談所を利用した場合の婚活の手順は、一般的にはこのようになります。青のマーカーがかかる費用です。
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STEP1入会カウンセラーとの相性を考えて入会する(入会金:無料~10万円程度)
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STEP2お見合い申し込み・申し受け所属する連盟の中からお見合いをしたい相手を見つけて、お見合いを申し込む。 女性の側からお見合いを受ける場合もある(お見合い費用:無料~1万円)
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STEP3仮交際お見合いの後、お互いの気が合えば、仮交際にすすめる。 LINEなどの連絡先の交換も可能。またこの時、複数の女性と仮交際が可能
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STEP4真剣交際仮交際をしている中から、本格的に交際する一人を選ぶ。 この交際期間は3か月以内であることが多い。この期間中に結婚するか否かを決める。
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STEP5プロポーズプロポーズをして、お互いの結婚の意思を確認したのち、成婚退会となる。(成婚退会費用:無料~30万円)
参考までに運営側の資金の内訳はこんな感じです
結婚相談所の資金の流れ
支出 | 収入 |
会員のサポート(人件費) 会員を束ねる連盟の維持費用(主催者) 連盟への入会金、会費(所属会社) |
入会費 初期費用(登録料など) 月会費 成婚退会費用 |
つまり、結婚相談所は運営費用(支出)と会費(収入)のバランスで成り立っていますので、会費が安いプランを選んだ場合には、運営側のサポートのうち何かが削られていることになります。当然ですよね。
結婚相談所を選ぶポイントは大きく2つ
では結婚相談所を選ぶ場合には、何を基準にすればいいのでしょうか?
ブランド、立地、担当者の感じのよさ、会員数、など、様々な基準があると思いますが、実はポイントはたった2点です。
ポイント1. 会員はどの連盟に所属するか
約3,000社もの結婚相談所にはそれぞれ会員がいるわけですが、各社で受け持っている会員だけでは出会いの場はそれほど多くありません。そこで、連盟を組むことで互いに会員情報を共有しています。
大手が連盟の主催者となっている場合や、中小の結婚相談所で連盟を組んでいる場合があり、連盟の数だけでも10以上あります。(ここでは詳細は割愛します)
主な連盟 | 会員数(単体) |
---|---|
IBJ (日本結婚相談所連盟) | 67,000 |
コネクトシップ | 30,000 |
全国結婚相談事業者連盟 | 29,000 |
良縁ネット | 25,000 |
日本ブライダル連盟 (BIU) | 24,000 |
日本仲人連盟 (NNR) | 14,000 |
日本仲人協会 | 10,000 |
ネットで多くみられる結婚相談所の大手が所属する連盟は、日本結婚相談所連盟 (IBJが主催) とコネクトシップ (パートナーエージェントとYahoo!婚活コンシェルプラン、ゼクシィ縁結びカウンター、OTOCON MEMBERSが会員の相互紹介する仕組み) の2つがあります。
色んな連盟が連携しているんですね。
つまり、どの結婚相談所に所属したかで所属する連盟が決まり、つまり、出会える男女は決まってしまうことが分かりますね。
もしも結婚相談所を変える場合には、所属する連盟を変えないと意味がないことになります。
一方、O-netだけは単独で約50,000名もの会員を有しています。
ポイント2. カウンセラーの質と相談回数
結婚相談所を利用するということは、いままでの自分の生活圏から一歩抜け出して新しい出会いの場を求めているということでしょうから、とても前向きな行動です。
言い方は悪いですが、いままではある意味「自己流」で出会いを求めてきたから独身ということもできますので、その「やり方」を変えていく必要があります。
そのきっかけを作ってくれるのがカウンセラーです
ですので、カウンセラーは婚活の心強い味方ですし、彼らをどれくらい利用できるのかがカギとなります。ですので、カウンセラーをうまく利用できないと結婚相談所を利用する意味がありません。
彼らは、あなたの
・結婚観
・価値観
・パートナーとして本当に必要な要素
・容姿
これらを考えるきっかけを作ってくれます。
費用は?
結婚相談所の費用が重要な項目に挙げられていないことを不思議に思った方もいるかもしれません。
もちろん費用は重要です。
ですが、どの業界でも同じですが、モノには適正な価格があって、それを大幅に超えていても、大幅に安くなっていても、結局は「市場の原理」で訂正な価格に収束します。
もちろん、婚活市場においても同じです。
先に挙げた結婚相談所を選ぶ際の重要な2つのポイントを念頭に、各社の特徴と費用を見ていると各社の費用・サービスが適正であることが分かります。
つまり、費用が安いと何かが削られているはずで、高いのはサービスが充実していることが分かると思います。
ですので、費用面だけではなく、サービスの内容をしっかり理解うえで結婚相談所を選ぶのと後悔がないですし、納得感をもって婚活に取り組めると思います。
いずれの会社も個人情報の管理は徹底されていますので、心配はありません。
もし私だったら、カウンセラーとの無料相談で、婚活市場での自分の客観的な位置を調べると思います。
婚活市場は活況で大小さまざまな企業が結婚相談所を運営している
結婚相談所は適正なサービスを適正な価格で提供している
各社の特徴を把握して、自分にあった相談所を選ぶ